はじめに
成育医療研究センターでは、現在新型コロナウイルス感染症の対策として面会・コインランドリーの使用が中止されています。
つまり6泊分の下着や服を持参しなければなりません。
それはもう大荷物になります。
私は海外旅行用のスーツケースで行きました。
他の産婦さんもキャリーケースで来ている人が多かったです。
入院期間中1度だけ家族に荷物を持ってきてもらうことができるので、何か足りないものがあればそのチャンスを活用しましょう!(売店は使えるので購入することも可能です◎)
この記事では成育医療研究センターにて出産した筆者が、実際に持っていった物・持っていけば良かったと後悔した物などを紹介します。
病院で用意されていた物

成育で用意されている「分娩セット」には以下のものが入っています。
○分娩着(ガウン)
○産褥ショーツ2枚
○トランスデューサーベルト2枚入り
○産褥パッドL(5枚入り1パック)
●産褥パッドM(10枚入り2パック)・S(20枚入り1パック)
●クールコットンモナリー1箱
●骨盤ベルト
●おしり拭き2パック
○は分娩前や産後に自分でも気が付かない間に使用していたものです。
トランスデューサーベルトとは…?
残りの●は入院生活の中で活用したものになります。
ちなみに私は産褥パッドのSとコットンを入院中に売店で追加購入しました。
成育での出産経験からおすすめグッズを紹介!
では実際に成育医療研究センターで出産・入院した私が「持っていって良かったもの」と「無くてよかったなあ」と思ったものを紹介していきます!
持っていって良かったもの
- ペットボトルキャップ付きストロー
- スマホスタンド
- 授乳クッション
①ペットボトルキャップ付きストロー
これはどんなブログ・SNSを見ても書いてある陣痛バッグの必須アイテム!
横になったまま水を飲むことができるキャップです。
100均でも購入できますが、種類によって嵌まらないペットボトルもあります。
なので私はダイソーとSeriaで1個ずつ購入しました。
②スマホスタンド

LDR・入院中の個室で使用しました。
成育のLDRと病棟ではWi-Fiが使用できます。
陣痛中や入院中にした夫とのビデオ通話で大活躍!
荷物にはなるけど両手がフリーになってすごく良かったです◎
麻酔中は気軽に身動きが取れないし、入院中は赤ちゃんが泣いて抱っこしながら通話することも。
立ち会い・面会が禁止なのでビデオ通話を考えている人は多いと思います。おすすめです!
ちなみに産後、夜中の授乳中にも重宝しました!
③授乳クッション
病院にも沢山あるので貸して貰えると思いますが、自分のクッションであることが重要!
特に初産婦さんは絶対自分のクッションを持参しましょう。
自分のクッションでの授乳姿勢を教えて貰うことが退院後の生活をスムーズにする最大のぽいんとです。
赤ちゃんの大きさやクッションの硬さ・弾力によってタオルを敷いたり、抱き方を変えたり的確なアドバイスが貰えます。
ちなみに私のおすすめの授乳クッションはこちらです。
妊娠期には抱き枕として、産後は授乳クッションや赤ちゃんの寝床として使えた万能クッション!
持っていかなくて後悔したもの
- 着圧ソックス
- 予備の下着・パジャマ
着圧ソックス
絶対持っていった方がいい!!!!
私は産前に一度も手足が浮腫んだことがなくて着圧ソックスを履いたことがありませんでした。
勝手に浮腫みにくい体質なんだろうなあと思っていたのですが、そんなの関係なかった。
産後はただでさえ浮腫みやすいうえに、私は1日4回の抗生物質の点滴があり手足が凄いことに。
特に足はゾウのようになり、持参した靴下が全然入らなくなってしまいました…。
大慌てで入院中に着圧ソックスを注文。
これ本当に元の足に戻るんだろうか?と怯えながら退院し、毎日履いて2週間で治りました!
多分入院中から履いていたらこんなに酷くはならなかっただろうなあ…と後悔する日々。
着圧ソックスは絶対に必要です!
ちなみに私は足の太さが3倍くらいになったので震えながらこれを買いました。
②予備の下着・パジャマ
下着は産褥ショーツをおすすめします。
成育では毎朝看護師さんによる傷痕チェックなどがあるので、産褥ショーツの方が着脱が楽です。
私は病院が用意してくれる産褥ショーツ2枚を数に入れて5枚持っていったのですが、分娩セットに入っている産褥ショーツは産後すぐに血だらけになってしまってその日のうちに交換になりました。
分娩セットの中のショーツのことは数に入れずに用意しましょう。
それから私は赤ちゃんの退院検査の経過がよくなかったため退院が1日延びてしまいました。
私だけ退院しても良かったのですが、母乳の出が良かったのもあり赤ちゃんと一緒に延泊することに。
そこで発生するのは下着とパジャマが足りない問題。
私はたまたまスーツケースに出張用の洗剤があったので手で洗って使いました。
パジャマは乾きそうになかったので、前日と同じものを着回し。
そんなに汗もかかないのでセーフということで!
持っていったけど必要なかったもの
- 保湿できるマスク
- 各種ふりかけ・多すぎるお菓子
- ドライヤー
- 円座クッション
①保湿できるマスク
入院関係のブログを見ていたら「病室が乾燥していた」とあったので大量に準備していきましたが、産褥病棟は赤ちゃんのために気温・湿度が完璧に管理されているので不要でした。
②各種ふりかけ・多すぎるお菓子
成育の食事はおかずもしっかりボリュームがあるのでご飯があまり余りませんでした。
夕飯には補食のおやつもつくので、持参したお菓子はほとんど手付かずで帰宅しました。
自分の好きなとっておきのおやつを少量持参するのがベストだと思います!
成育の食事についてはこちらもぜひご覧ください♪
③ドライヤー
なんと成育ではパナソニックのナノケアがレンタルできます!
事前の助産師外来では数に限りがあるので普通のドライヤーしか貸し出せないこともあるとのことでした。
個室だとお部屋に1つ用意して貰えますし、大部屋の方がドライヤーしているのを見ていてもナノケアを使っている方がほとんどだったので、よほど満室でない限りナノケアが使えますよ。
産後の育児と疲労でボロボロの体ですが、シャワーの後に髪の毛ツルツルになって嬉しい♪
④円座クッション
病室にも待合室にも診察前の椅子にも、ほぼ全ての椅子に円座がついてます!
退院が車の場合はお迎えに来てもらうときに用意しておいてもらっても良いかも。
私は退院時には普通に座れるようになっていたので、自宅で固い椅子に座るときに使いました。
陣痛バッグ
陣痛バッグは主に出産前にLDRで使うもを入れておきます。
必需品 - 陣痛バッグ編 -
□入院書類・母子手帳・印鑑・保険証・診察券
□筆記用具
□充電器
□ペットボトルキャップ付きストロー
□飲み物(水500mL×2本)
□髪ゴム(長い方)
□予備のマスク
□スリッパ
■産褥ショーツ
■前開きのパジャマ
■フェイスタオル
■歯ブラシ
予備のマスク
ほとんどが病院から指示のあったものです。
■は産後に使用します。
無痛分娩の方は水も沢山は飲めないので500mLを2本で充分だと思います。
あると良いかも -陣痛バッグ編 -
□スマホスタンド(LDRでビデオ通話したい方におすすめ)
□延長コード(充電しながらスマホを使いたい方は念のため持参しましょう)
□おやつ(無痛分娩の人は麻酔が入った後は食べられません)
□テニスボール(病院までの車で使用)
スマホスタンドは上で紹介したこれを使いました。
テレビが載っている台にくっつけて使用できます!

入院バッグ
必需品 - 入院バッグ編 -
□フェイスタオル6枚ほど
□前びらきパジャマ(普通のパジャマ)4着ほど
□産褥ショーツ・ショーツ6着
□授乳ブラ
□羽織り
□箱ティッシュ
□有線イヤフォン(テレビで母子同室や沐浴の説明動画を見るため)
□洗面用具
□スキンケアグッズ
□授乳クッション
□ビニール袋
産後はシャワーのみなので、バスタオルは嵩張るので要らなかったなあと感じました。
バスタオルよりフェイスタオル沢山の方が使い勝手が良いかも。
朝夕の洗顔・シャワー以外にも足湯をして貰えたり、いろいろな場面で使えます。
パジャマとタオルの枚数は使い回しでOKなら4枚くらいでも良いかも。
パジャマと羽織りについて
私は真冬の出産でしたが、パジャマは半袖でOKでした!
長袖でも半袖でもどちらでも過ごしやすい気温だと思います。
ただ、羽織りは冬なら長袖・夏なら半袖をおすすめします。
羽織りを使う場面としては、病棟を出るときです。
病棟内は気温・湿度ともに管理されているので一年中半袖パジャマで大丈夫ですが、病棟を出るときは季節にあった羽織りがベター!
GCUやNICUにお見舞いに行くには、病棟を出てエレベーターで移動しなければなりません。
このエレベーターが冬は極寒でした。
厚手のパーカー持ってきて良かったー!と思った瞬間。
GCUもNICUもお世話にならない方が良いにきまっているのですが、出産は何があるか分かりません。
念のため羽織りは季節にあったものを用意しましょう。
あると良いかも - 入院バッグ編 -
□着圧ソックス
□水に溶かして飲めるお茶などの粉末と電子レンジ対応のマグ
□蒸気でほっとアイマスク
□母乳パッド・乳首クリーム
□セレモニードレス・肌着など赤ちゃんの退院時の洋服
□臍の緒を入れる桐箱
□S字フック(大部屋の方は)
着圧ソックスは言わずもがな。
個人的に絶対持って行った方が良いと思ってる。
成育では入院中、ペットボトルの水(500mL・2L)が自由に飲めます。
(外来の診察室付近にある自動販売機でも売ってる成育の水です)
その代わりお湯がありません。
水を電子レンジ対応のマグに入れてナースステーションに行くとレンジで温めてもらえます!
産後の入院生活は思っているより忙しく、ほっと一息つける時間は僅かです。
でもそんなときに温かい飲み物があると気持ちもリラックスできます。
私はカフェインゼロのお茶を持っていきました。
蒸気でほっとアイマスクも同じく、リラックスアイテムの一つです。
夜中も3時間ごとに起きて授乳しなくてはならないからこそ、寝られる時はぐっすり眠りましょう!
母乳パッドと乳首クリーム
母乳パッドと乳首クリームは、人によるかもしれませんが出産前にはどうなるかもわからないので念のため。
私は入院中に乳首が擦れ、切れ、腫れました。
直接授乳ブラをすると擦れて痛くてたまらない!
授乳後に乳首クリームを塗ってから母乳パッドをつけたブラジャーをすると少しマシになりました。
乳首クリームは途中で足りなくなりそうで売店で購入しちゃいました。
赤ちゃん関連のもの
退院時に必要なおくるみ・セレモニードレス・肌着は入院バッグに入れて持っていっても良いですが、私は退院時に夫に持ってきてもらいました。
夫にとってはこれが赤ちゃんのためにする初めてのお仕事!
肌着の種類なんて分からないよ〜!なんて言わせません。
これから一緒におむつ替えて、お着替えもして、沐浴もして、寝かしつけもミルクもしなくちゃいけないのに、退院のお迎え一つまともにできなくてどうする!
ということで、頑張ってもらいました。
まあ、記念すべき退院で違う服持ってこられたら悲しいので、入院する前に一箇所にまとめて置いておいたんですけどね。
夫にはそれは内緒。
臍の緒の桐箱は、事前に用意している人は持っていくと良いと思います。
生まれてから用意しようと思っている人は無理に持っていく必要はありません!
ガーゼにきちんと包んで、ジッパー付きの袋にも入れてくれます。
なんと袋には嬉しいメッセージ付き。
私は袋ごと大切にメモリアルボックスに入れてとってあります。
まとめ
いかがでしたか?
初めての出産の場合は陣痛・入院バッグに何を入れたら良いのかも分からず、準備も後回しになりがちです。
でも、この記事に書いた必要なもの・あると良いかもしれない物を入れておけば大丈夫!
産後の一週間は短いようで長く、そして赤ちゃんと二人だけで過ごす貴重な時間です。
なるべくリラックスして過ごせるよう、自分のリラックスアイテムを持っていくのも良いかもしれません。
成育での入院生活についても近いうちにまとめたいと思いますので、お待ちください♪